鈴木亮平どん


 鈴木亮平をはじめて観たのは、2013年2月東京天王洲・銀河劇場での公演、ロナルド・ハーウッド作、行定勲演出の『テイキングサイド』の舞台で、である。ナチ政権崩壊後の指揮者フルトヴェングラー平幹二朗)のナチとの関わりをめぐる論戦と対決のドラマで、見応えがあった。フルトヴェングラーを断罪する連合軍の米軍少佐アーノルド(筧利夫)の部下で、フルトヴェングラーを敬愛し、彼を救おうとする若きユダヤ人中尉を演じたのが鈴木亮平
 その鈴木亮平が、再来年のNHK大河ドラマの主役に抜擢され、平幹二朗は泉下の客となってしまった。無常迅速を感じる。
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20130209/1360395942(「『テイキングサイド』観劇:2013年2/9 」)