「ガラスの仮面」女優の舞台


 9/14(水)は、東京芸術劇場シアターウェストでの、地人会新社公演、谷賢一作・演出、エミール・ゾラ原作『テレーズとローラン』観劇の予定。このゾラ原作の『テレーズ・ラカン』といえば、1998年2月のベニサン・ピットでのtpt公演、デビッド・ルヴォー演出、若村麻由美堤真一主演の伝説の舞台がある。当時ベニサン・ピットでtptの公演は、まめに観ていたのに、この舞台だけはチケットを買い逃してしまった痛恨の過去がある。脚色、演出に大いなる相違があるだろうが、今回は見逃せない。春から夏は私事でゴタゴタしていて、強度近視のこちらにはそれほど観やすい席でもなさそうであるが、幕が上がるのを鶴首して待ちたい。
 テレーズ・ラカン役の女優、奥村佳恵(かえ)は、蜷川幸雄演出の『音楽劇・ガラスの仮面』のオーディションで発掘され、姫川亜弓役に抜擢されたそうである。その可能性はたしかなものと思われる。
 http://www.chijinkaishinsya.com/newproduction.html#therese(「地人会新社:『テレーズとローラン』」)

 姫川亜弓役では、かつて(1997年)熱心に観ていたテレビ・ドラマの『ガラスの仮面』で、安達祐実北島マヤに対し、松本恵(現松本莉緒)が演じていたのを記憶している。松本莉緒出演の舞台は、2003年3/31(月)、東京グローブ座での花組芝居公演、加納幸和構成・演出、泉鏡花原作『夜叉ケ池』を観ている。この女優が客席に下りてくる場面があって、こちらのすぐ脇をゆっくり通ったときは、「姫川亜弓だ!」と感動したものである。





 9/20(火)は、新橋演舞場での、G2脚本・演出、美内すずえ原作『ガラスの仮面』。北島マヤ役は、貫地谷しほり姫川亜弓役はマイコ、月影千草役は一路真輝。大いに期待できそうである。
東京新聞」9/8