情報によれば、ドン・キホーテのボジョレー・ヌーボーの販売価格(670円)が国内最安値とのことで、昼食時に出向いたところなんと閉店していた。やむを得ず西友にまわり、1本870円のヌーボーを購入した。残念。〈プア充〉を気取ったわけではなく、階段の手摺設置工事で今月は出費がかさんでいるだけの話である。もっとも工事がなかったとしてもドン・キホーテに行っていただろうが。〈プア充〉なる用語は次で知ったが、さて、
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20131114-01/1.htm(『「プア充」こそ現代の日本人には最高の生き方だ』)
議論の趣旨とはズレるかもしれないが、一般的には貧乏は貧乏であって、美化することなど到底できまい。「赤貧」の何歩か手前で呻吟してる人たちから反論が出るのは当然である。また未来の展望も、財政問題を考えれば明るくはあるまい。
経済と生活をめぐって、ブータン王国の生活に羨望の眼を向ける論調もあったが、彼の国の実情はどうなのであろうか?
http://enokidoblog.net/sanshou/2012/10/7793(「ブータン人にとっての幸せとは」)
http://members3.jcom.home.ne.jp/togo105/butan4.htm(「元気でにこやかな子どもたち」)
思潮としては同じ方向であるが、〈古き良き昭和〉を懐古し賛嘆するのも大概にした方がよいだろう。
風呂なし・共同便所のアパート、冷房のない地下鉄(地獄の東西線)etc RT @mamechi_t 今日、九段下にある昭和館を友人と見学してきた。「今に比べて明らかにて不便で、不衛生で、娯楽が少なく、経済的に困窮していた時代が、今に比べて良い時代だったわけがない」という感想を抱いた
— 本石町日記 (@hongokucho) 2013, 8月 18
「私達は経済的豊かさの代わりになにかを失ってしまった」的なことを言う人で、「経済的豊かさで得られたこと」もフェアに評価している人は稀な気がします。
「昔に戻れ」と言われても、道は一本きりでしょう。
— ryoko174 (@ryoko174) 2013, 11月 11
音楽とか芝居とか映画とかが、貧乏覚悟で歯を食いしばってやっていくものじゃなくてお金に余裕のある人にしかできない趣味の一つみたいになってしまったのは、いつ頃からなんだろう。
— 前川麻子 (@workroom) 2013, 11月 22
ところでワイン通と自称したければ、ボジョレー・ヌーボーなど手を出してはいけないようである。⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家のサザンカ(山茶花)。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆