「東京新聞」4/25（木）の「言いたい放談」欄で、評論家の宇野常寛氏が、新旧メディアをめぐって述べている。ある商社の新人研修に招かれて、そこでアンケートをとったところ、「新聞を取っている人」は104人中ゼロで、「FBのアカウントを持っている人」は約7割、「ニコニコ動画のアカウントを持っている人」は9割を超えていたそうである。そして次のように結んでいる。
……若者の旧メディア離れが叫ばれて久しい。そこにあるのはハードウエア（紙・テレビかネットか）の問題だけではない。ソフトの面にも乖離が存在する。新聞・テレビが報じる「世間」が今の二十代以下にはまったくリアルに感じられないのだ。……
あいかわらずの世代論には辟易するが、たしかにニコニコ動画利用のアゴラの映像コンテンツ「アゴラチャンネル」などは、テレビのニュース解説では得られない専門家の洞察が聴けて勉強になる。
http://ch.nicovideo.jp/agora（「アゴラチャンネル」）
しかし次のような嘆きにも共感がもてるのである。
…Twitterやってみると「悪貨は良貨を駆逐する」の意味がよくわかるってじっちゃんが言ってた。
— 與那覇潤（Yonaha Jun）さん (@jyonaha) 2013年4月25日
