『ウルトラセブン』の舞台裏

 先日7/5(木)午後7:00〜7:55、BSジャパンの「NIKKEI×BS LIVE 7PM」で、「ウルトラマンとセブン・青春と革命」という特集番組を放送した。ひさしぶりにアンヌ隊員=ひし美ゆり子さまに「拝顔」、楽しかった。
 アンカー(メイン・キャスター)が、槍田(うつだ)真希子(日本経済新聞記者)さん、MCが、高樹千佳子さんと山田五郎さん、ゲストがウルトラ・シリーズ監督の満田かずほさんと、評論家の切通理作さん。
 http://www.bs-j.co.jp/bangumi/html/201207051900_22182.html(「NIKKEI×BS LIVE 7PM」)
 満田かずほさんが、『ウルトラセブン』の舞台裏について語ったところは、とくに興味深かった。第42話「ノンマルトの使者」(満田かずほ監督、金城哲夫脚本)について、海底原人ノンマルトに対して、じつは地球人こそ後から住み着いた侵略者ではないかとの物語の「世界観」は、脚本家金城哲夫が沖縄出身であることと関わりがあるとする見方は、深読みであるらしい。監督と脚本家が呑んだ席で「地球人を侵略者として物語を作ってみよう」と、たまたまアイデアを思いついたのだそうである。なるほど、脚本家の〈トラウマ〉なんぞ詮索せずに楽しめばいいわけなのだ。
 セブン(ダン隊員)がみずからの正体を告白して、アンヌと別れ地球を去る最終話「史上最大の侵略」では、セブン(ダン隊員)とアンヌのバックに銀紙を貼り、そこに照明をあてて「感動」を演出したとのことである。当時の低予算でよく考えたものである。
 http://blog.goo.ne.jp/anneinfi/(「アンヌのひとりごと」)


⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家のムクゲ木槿)の花その2。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆