ミスター・マリノスの死を悼む

 松田直樹選手(松本山雅FC)の訃報には胸が痛む。ミスター・マリノスとして、獅子奮迅の活躍であった。名古屋グランパスサポーターとして、「敵ながら天晴れの選手」でありつづけた。横浜F・マリノスとの試合を生観戦したのは、J1第29節・2008年10月19日(日)横浜日産スタジアムでの試合であった(対マリノス戦は、かつて国立競技場の「ゼロックス・スーパーカップ」ほか1試合観ている)。当日は、FWに入った狩野が目立った試合展開で、結果は0-0ドローだったが、あきらかにマリノスが優勢の運びであった。名古屋は、マギヌン中村直志の不在が響いたとはいえ、横浜もMF山瀬幸宏選手が欠場していて、劣勢の言い訳にはならなかった。(観衆 : 26,229人、主審 : 柏原 丈二)。松田選手は、左膝にテーピングの状態で、途中交代、体調は万全ではなかったらしい。
 ドローの結果ではあったが、横浜中華街の中華の味とともに忘れられない、サッカー観戦の一日となっている。一サッカーファンとして松田直樹選手の急逝を悼み、そのご冥福を祈りたい。



⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家のナデシコ(撫子)。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆