忘年会特別参加

 昨日12/29(水)は、千葉県市川市JR本八幡駅近くの、手打ち蕎麦・うどんの店「一茶庵」にて忘年会(参加8名)。葉山修平氏を中心として、実力のある作家・評論家・画家が集った『風の道』同人会の飲み会で、客人(会費は払う)として招待されたもの。『芭蕉ものがたり』(龍書房)の葉山氏は、傘寿とは思えず矍鑠(かくしゃく)として、依然として会の盛り上げに活力を注ぎ、才を発揮する。畏れ入るばかりである。なおこちらは一つのテーブルの鍋係となったため、うどんばかりで気づいたときには、鴨肉を一切れも食べずに終わってしまっていた。
  http://books.livedoor.com/item/2021273 (葉山修平『芭蕉ものがたり』)
 芭蕉の「古人の求めし跡を求めず、求めたる(求めし)ところを求めるのみ」のことばの出典および現在収録の書について報告できて肩の荷が下りた。元禄6年、芭蕉50歳のときの門人森川許六(きょりく)への離別のことば(「柴門の辞」)であり、『韻塞(いんふさぎ)』に収められている。現在は『新潮日本古典集成 ・芭蕉文集 』で読むことができる。なお英語訳すると、「Do not seek to follow in the footsteps of the men of old;seek what they sought 」となるらしい。
  http://mugen-eigo.livedoor.biz/archives/684099.html (「夢現英語」)
夜顔日記』(龍書房)を上梓したばかりの藤蔭道子さんの邸宅に咲く、夥しい夜顔の花の写真には感嘆させられた。
  http://blog.goo.ne.jp/ikeuchi_1945/e/ebcf57f6cc4d82386b18bf5a91a136cb (つれづれなるままに)
 文芸誌「雲」(龍書房)に奥村土牛論を連載中の評論家、澤田繁晴氏は、今回の『風の道』には長谷川等伯について書いているとのこと。『日本美術絵画全集』(集英社)全25巻が、廊下の雑物の山に埋もれてしまっているので、近々〈発掘〉して、長谷川等伯の作品を鑑賞したい。
 シャンソン歌手井関真人氏がオーナーの喫茶店で談笑して、解散となった。みなさまどうぞよいお年を!