「忘れな草」をもう一度

 いよいよ23日(日)は、東京競馬場で「オークス」が催される.個人的にGⅠレースではもっとも的中実績のある競馬なので、今年も馬券的中させたいもの(なお5/8の「新潟大賞典3連複5280円を的中)。血統的には必ずしも傾向はないようで、典型的マイラーでなければ、あとは折り合いがつくかどうかの勝負となろう.
 フランスでは、城を背景にしたシャンティイ競馬場で行われるそうだ.「オークス」は「プリ・ド・ディアーヌ」という呼称で、「プリ」は賞のこと、「ディアーヌ」は「ダイアナ=月の女神」で、純潔の処女の意味。日本の「オークス」の2400メートルも、どの馬もはじめてで、距離適性などもっともらしく論じても愚かであろう。
桜花賞」優勝のアパパネキングカメハメハ産駒)と、同4着・「チューリップ賞」1着のショウリュウムーンキングカメハメハ産駒)、「フローラS」1着のサンテミリオンゼンノロブロイ産駒)の3頭が有力だろう.「ディアーヌ」を考慮すると、ショウリュウ「ムーン」は、ひょっとするかもしれない。
 さて注目する馬は、例年実績からたぶん出走できるはずの、「忘れな草賞」1着のモーニングフェイス(スペシャルウィーク産駒)だ。まだGⅠ勝ちのない矢作厩舎であるが、「忘れな草賞」は「オークス」につながる場合がある。しかも、最強牝馬ブエナビスタと同じスペシャルウィーク産駒、ここは中島みゆきの歌に乗せて、「忘れな草をもう一度」といきたいものである。
   http://www.youtube.com/watch?v=Lblr6Qzm108&feature=related

⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家の薔薇の花.小川匡夫氏(全日写連)撮影.⦆