今年の暮れもSCOTの吉祥寺シアター公演はスルー:『トロイアの女』

  毎年師走には、SCOT(鈴木忠志主宰)の吉祥寺シアター公演を観に出かけていたが、このところ、三島由紀夫作『サド侯爵夫人ー第2幕』そして今回のエウリピデス原作『トロイアの女』とか、過去上演の演し物ばかりで、出向いていない。むろん演出に新たな趣向が加味されての舞台ではあろうが、新鮮味に乏しい。さすがの鈴木忠志も創造の泉が枯渇してきたのだろうか?
 吉祥寺シアター前に達する狭いベルロードを歩くと、ああ今年も暮れを迎えたか、との感慨をもてたのだが。

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