プルカレーテのモリエール劇(12/7 東京芸術劇場プレイハウス)

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 モリエールの『守銭奴』は、1976年5/14 国立劇場にて、コメディ・フランセーズ来日公演、ジャン=ポール・ルション演出の舞台を観ている。今回(12/7)は、ルーマニアのシルヴィウ・プルカレーテ演出、佐々木蔵之介主演の舞台であった。日本人俳優によるモリエール劇。喜劇であるが、予想した乾いた爆笑の芝居であるよりも、ビニールを多用した舞台美術(ドラゴッシュ・ブハジャール)、歌舞伎のだんまりを思わせる始まりで、祝祭空間と様式美の終幕の演出に魅せられるところがあった。まるで知盛が海に消えていくように、ドケチ親父アルパゴン(佐々木蔵之介)もこの世の底に沈んでいく幕切れ、しかし人生の多くがお金というものに操られるこの世界はいつまでも続くのである。

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