オシム監督率いたジェフ市原（現千葉）は、ヤマザキナビスコカップで優勝（2005年）しているが、わが名古屋グランパスとの試合観戦・応援では、オシム監督時代のジェフとの試合を観ていない。かつて市原臨海競技場、フクダ電子アリーナはアウェー席で、名古屋市瑞穂公園陸上競技場はホーム席で、それぞれ対ジェフ戦を観戦している。千葉県民なのに千葉県のサッカースタジアムでアウェー側で応援というのは、親ロシア派のウクライナ国民のようで（客観的には）不可解な立場であった。
大金を注ぎ込んでの補強によってではなく、現有勢力とくに若い選手の潜在能力を開花させてチームの力を引き上げようとした姿勢とその成果は、プロ野球のかつての落合博満中日監督のそれと重なり、高く評価できるところである。偉大なサッカー指導者の逝去を悼み、ご冥福を祈りたい。
