BCGワクチンはそもそもは結核菌に対する獲得免疫(有効期間15~20年?)を得るためのものであるが、非特異的な自然免疫(の活性化)をもたらす事例あるいは可能性が研究によって指摘されていたらしい。今回それが、COVID-19に有効ではないかとの仮説が発表され、検証が行われているとのことである。
ジョンズ・ホプキンス大学のチームも、BCGを接種した国のコロナ死亡率が5.8倍低くなっていることを確認。
— 池田信夫 (@ikedanob) 2020年4月8日
Coronavirus death rate SIX TIMES lower in countries with BCG vaccine https://t.co/5BSP0k3Jsx via @MailOnline
短期的に予防効果を求めるのはどうであろうか。現段階でワクチンの供給量に限りがある以上、使用にトリアージュ(優先順位)を考えるべきことはとうぜんであろう。
個人的には、BCGといえば、注射の痛さとその後の副反応の辛さの思い出しかない。いまのスタンプのような注射ではなく、昔の太い針での皮下注射であった。現在のように全員接種の義務はなく、昔ある時からツベルクリン反応が陰性だと、BCG注射が打たれたのであった。小学生の時注射され、腫れあがり瘡蓋ができた。一緒に級長(クラス委員)をしていた、裕福な家のお嬢様でとても綺麗な顔立ちの女の子に、ちょっとふざけた拍子にそこのところを叩かれ悲鳴をあげるほどの痛みを感じたのであった。
この自然免疫の有効期間はむろんわかっていないが、もしまだ有効性が持続しているとすれば、やっと貸しを返してもらえるような気分ではある。
BCG仮説論文をアップしました。いただいた様々なご意見は論文に反映させていただきました。追加のデータと分析を加えることによって株の違い、結核保菌率の問題、接種時期の問題などは対応しています。集団免疫の効果が捉えられない件については限界として言及してあります。https://t.co/meRyLjqk2L
— Kohei Kawaguchi (@mixingale) 2020年4月9日
BCGをツ反もしないで全量皮下中。「BCGはコロナに効く」と煽り続けたメディアやネットの責任でもある。希望する大人に接種する病院や医者もだけど、あれほどエビデンスはない、赤ちゃんのために残してとまともな医者はみんないっているでしょう?https://t.co/MLcZs50pTC
— 村中璃子 RIKO MURANAKA (@rikomrnk) 2020年4月10日