歴史的事実と統計的事実(その1): ベルリンの壁

 

  昔若いころ、観光バスで西ベルリンから壁の検問所を通過して東ベルリンの街に入ったことがある。人々の様子および風景がまったく異なっているのに驚き納得した思い出がある。

 あの壁が壊れてもう30年になるのか、これも驚愕。その時西ベルリンの玩具店で求めたドイツ人形は、家族の不注意で脚が折れてしまったが、今もケースの中で〈健在〉である。愛読しているブログ「ウィーン発 『コンフィデンシャル』8/20付」によれば、ベルリンの壁崩壊の歴史的契機となった、1989年8/19のハンガリーオーストリアとの国境の開放30年を祝う催しが、ハンガリー北西部のショブロン市で挙行されたとのこと。

 しかしかつて東独国民のために国境を開放したハンガリーは、現在中東・北アフリカからの難民受け入れを拒否し、国境を封鎖し鉄条網を設置しているそうである。Hulu配信の『オスマン帝国外伝』を観ればわかる通り、ハンガリーイスラム勢力に支配された歴史をもつ。警戒心はわれわれ日本人には想像できないところである。

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