http://https://www.bbc.com/japanese/46503104?fbclid=IwAR3rjfI_GXXHzTqPGX70IUOnLYTfhzKo3RzKEbSpFsNxXGKU6N5MxC0EpB4
(「フランスで黄色いベスト抗議行動、4週連続 」)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20181204-00106489/
(『「エリートが地球の終わりを語る時、僕たちは月末に苦しんでいる」仏・黄色ベストは何に怒っているのか』)
昔面白く読んだ、アラン・ペイルフィット著、松本長兵衛・天野恒雄共訳の『フランス病』(実業之日本社)を本棚から引き出し、パラパラ捲ってみた。第一部「隠された病いのさまざまな兆候」の第7章「隠れていた病いの発病」が参考になる。
硬直し麻痺に陥った社会には、外から活気を与えるか、生気を甦らせねばならないだろう。だがどのような合理的方法、あるいは信仰による奇蹟を用いればよいのだろうか。いかにすればフランスが陥っている悪循環―一方に国による統制をも当然だと思わせるほど受動的でいながら、同時に規律に従わない国民があり、他方にはイニシアチブを挫き、生命を窒息させ、国民をさらに受動的にする官僚制度がある、という悪循環をいかにして破れるだろうか。激昂した国民が麻痺状態から一挙に蜂起へ向かい、一方、国家は圧力から弾圧に移るまでの間に、打つ手はないのだろうか。最初に過ちを犯したのはどちらだろうか。反抗的な国民の側か、それとも侵略的な国家だろうか。それは無益な問いというものだ。呪われているのはこの両者の結合だからである。(p.108)
フランスのエリート主義については以下。
http://http://toyokeizai.net/articles/-/180666
(『大統領・社長続々、「仏エリート養成校」の正体』)
http://repo.nara-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php/AN00181569-20070300-1002.pdf?file_id=1476
(「田中文憲『フランスにおけるエリート主義』」)
https://ameblo.jp/venere-shichiri/entry-10506811386.html
(「フランス穴場情報:超エリート主義の教育システム」)
ゴーン被告の支援、仏政府動かず−エリート主義の印象払拭に躍起 https://t.co/M6bkdfFiZi pic.twitter.com/zQZJvA6cCd
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2018年12月13日
フランス人と話す機会があったので、カルロス・ゴーンの逮捕ってフランス人どう思ってんの?日本感じ悪い?って聞いてみたら
— Nirone(ニローネ) (@Via_Nirone7) 2018年12月11日
「フランス人は基本、金持ちは全員悪い事してる死ねって思ってるので『逮捕ザマーミロいいぞもっとやれ』って思ってる」
という回答が返ってきた。日仏関係は安泰のようだ。