昨日の朝、所用で東京方面行きの総武線に乗ったところ、江戸川をわたる手前あたりから遠くに冠雪の富士山がくっきりと見えた。やはりか何故かか、ともあれ嬉しいことではあった。かつてのブログ記事(2013年5/1 )『北原白秋「三崎新居」から』を再録。
…大正2年4月下浣(かかん:下旬)、家をあげて三崎向ヶ崎に移る。…
不尽(ふじ)の山れいろうとしてひさかたの天の一方におはしけるかも
不尽(ふじ)見ると父母(かぞいろ)のせてかつをぶね大きなる櫓をわが押しにけり
岩波文庫『北原白秋歌集』(高野公彦編)より
- 作者: 北原白秋,高野公彦
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