庄司肇と『千葉文芸』

 「文藝家協会ニュース」3月号に、2011年2/1に亡くなった、作家・文藝評論家の庄司肇氏の著作権を放棄する旨、著作権継承者の庄司千恵子さんから表明されたとの記事が掲載されていた。千葉県木更津市在住の庄司肇さんからは、生前少なからぬ励ましをいただいていたこともあり、その著作物のリストに関心をもった。
 庄司肇氏は、木更津市を拠点に、B4タブのタブロイド版4ページの『千葉文芸』という文藝機関紙を30号まで発刊していた。千葉文芸の会発行で始まり、途中から亡き作家の宇尾房子さんも参加して、編集・発行千葉文芸の会となっている。作品掲載の執筆者は、千葉県在住とは限定されず、仙台市の菊田義孝さんの現代詩、広島市の木戸博子さんの小品なども紹介されている。
 なつかしく読み直しているところである。庄司肇氏の「美しい花」(同紙28号掲載)は、眼科医であったこの作家ならではのエッセイ、感動的。



 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20131220/1387551091(「木戸博子『クールベからの波』:ジョン・スタインベック没後45年」)