「ポリコレ」とメディア

 恥ずかしながら、これまでポリコレ(political correctness)について深く考えてこなかった。アメリカ大統領選の結果をめぐる議論を契機に、大急ぎで調べておきたい。
 まず辞書(『OXFORD Advanced Learner's DICTIONARY』)では、
political correctness:(sometimes derogatory)the principle of avoiding language or behaviour that may offend particular groups of people; an excessive display of or belief in this
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梓弓アメリカ在住) :今回のクリントン敗北の要因の一つはポリティカル・コレクトネスによる言葉狩りが典型で、普段「和解」とか「融和」と言いながら、リベラル側が決めた枠にハマらない人達に対する言論封殺やヘイトスピーチ全開のリベラル達の非寛容さの偽善に多くの米国民が拒否反応を示したからだと思う。(2016年11/10:06:26)
 この観察に客観的妥当性があるのかわかりかねるが、興味深い指摘ではある。Newsweekニューヨーク支局日本人記者の「反省文」が、「ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト」に掲載されている。

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CatNA:「反省文」拝見しました。負けを認める姿勢は潔いのですが、保守派のメディア不信がここまで深刻化すると、記者も読者もリベラルばかりの状況で軌道修正を図るのは相当困難だと思います。トランプ支持者が記者席へ罵倒の言葉をぶつけていたのが印象的です。(2016年11/10: 20:12 )
 ポリコレについての議論ではないが、メディアの敗北を論じたものとしては、元ジャーナリストのブログ記事もある。