高校同窓の湯原哲夫元東大教授が11/18(水)に急逝。昨日11/24(火)早々と夜の帳が下りた東京渋谷区西原の代々幡斎場にて、前夜礼拝が行なわれた。長い列が暗闇の中続いていた。故人は1967年に受洗していて、会場に入ってボーッと列の後ろに付けば、係の女性から一輪の菊の花を手渡される。献花の花を取り忘れてしまったのだ。喪主は、ご令室の湯原かの子さん。
2011年3/11の福島原発事故直後、原子炉構造工学・環境海洋工学のトップレベルの研究者であった故人の講義を、勉強会名目で拝聴した面々が、献杯ということで、坂の上り下りのけっこうキツい道を歩いて、代々木上原まで赴き、居酒屋の串カツ田中という店に入った。ここのちりとり鍋は美味しい、推薦したい。さて、病気の話題に盛り上がりつつ、創部100年の山岳部OBとして山を愛し、海洋工学の研究者として大海に夢を馳せ、ショパンを愛するピアニストでもあった故人を偲んだのであった。
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO36295090X01C11A1000000/
(「日本経済新聞『キヤノン戦略研の湯原氏に聞く 編集委員 滝順一』」)
http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20110419/1303203826(『「原発」についての聴講:2011年4/19』)
- 作者: 湯原かの子
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