「福島に寄り添うということ」

東京新聞』3/9(水)夕刊掲載の、絵本作家松本春野さんのエッセイ「福島に寄り添うということ」は、こちらは被災後の福島県のどこも訪れていない身ながら、共感をもって読んだ。吉本隆明風に評すれば、「福島における大衆の原像」をしっかりと捉えようとしている、といえようか。3/9のTwitter松本春野さんは、「今日の東京新聞の夕刊に寄稿しました。私が見てきた福島について書いています。ぜひ読んでみてください。『ふくしまからきた子 そつぎょう』の裏表紙の、子どもたちがいきいきと笑っている絵を大きく載せてもらえたことがとてもうれしいです」と率直な感想を語っている。松本さんは、一部の反原発派から「人殺し」「国策絵本作家」などと、罵声を浴びせられているそうである。互いに〈トロツキスト〉、〈スターリニスト〉と罵声を浴びせ合っていた昔の〈左翼〉と変わっていないことに、〈感心〉する。
 http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1768.html#more(『Blogみずき:DAYS JAPAN誌の「脱原発デマゴギーの拡散は許されるものではない』)
 http://www.news-postseven.com/archives/20120401_97780.html(『呉智英氏:吉本隆明の「大衆の原像」の理解に一週間かかった』)
 http://agora-web.jp/archives/1672476.html(「石井 孝明:福島デマ拡散者は何をしたか2−反省しない人たち」)


 この対談では、西本由美子さん(NPOハッピーロードネット理事長)さんの発言が面白く、示唆するところが多い。


 http://www.businessnewsline.com/news/201603062239120000.html
 (「福島県で小児の甲状腺ガンの発生率が上昇、最有力科学誌が指摘する意外な原因とは?」)
 http://iopscience.iop.org/article/10.1088/0952-4746/36/2/E1/pdf
 (「Chernobyl and Fukushima—where are we now?」)

【湯原哲夫さん追悼】
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20110419/1303203826(『「原発」についての聴講:2011年4/19』)
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20110917/1316253548(『新聞が「空気」をつくる:2011年9/17』)
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20120905/1346839486(「エネルギー問題はむずかしい:2012年9/5」)
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20130325/1364192190(「大局的展望は正しいとしても:2013年3/25」)
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20131002/1380685110(「肩書きのあるひと:2013年10/2」)
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20151125/1448416827(「前夜礼拝に出席:2015年11/25」)

知ろうとすること。 (新潮文庫)

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