隔月刊文藝誌『雲』9/10月号


 隔月刊文藝誌『雲』(龍書房)9/10月号が届いた。ひさしぶりに掌篇小説「安千代子」を掲載している。
 藤蔭道子さんのエッセイ「蜘蛛の網」に、陶芸家板谷波山が戦前所有していたといわれる、九谷庄三の「色絵朝顔仔猫図平鉢」という作品のことが書かれてある。室生犀星の短篇に「九谷庄三」があるとのこと、不覚にも知らなかった。板谷波山の作品は、昔東京千代田区出光美術館で鑑賞したことがある。中学時代に国語古典を教えていただいた先生の父君だったこともあり、大いに親しみを感じて観た記憶がある。
 http://www.idemitsu.co.jp/museum/collection/introduction/artist/index.html
 (「出光コレクション:近代作家」)
 なお『雲』発行元龍書房は、次のメールアドレス。関心のある方は、ぜひ注文されたし。定価500円(送料込み)
 BCF14939@nifty.com(〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2−16−3 龍書房)

⦅写真は、東京台東区下町民家の百日草。小川匡夫氏(全日写連)撮影。コンパクトデジカメ使用。⦆