タケデンの孫

 昔「京成杯」と「スプリングS」(1978年)を勝ちながら、1番人気の「皐月賞」9着、6番人気の「ダービー」は13着と敗れたタケデンという競走馬がいた。そのままもう重賞レースは勝てないかと思われた、引退の年(1981年)の「安田記念」、7番人気で何と1着、その後の3レースは凡走したもののいちおう有終の美を飾ってターフを去ったのであった。
 このタケデン号の馬主が、わが町の材木商武伝商店の武市伝一氏である。わが家の2階増築の折は、1階キッチンの天井板と併せてすべて武伝さんの材木を使用している。
(キッチンの天井板)
 町こそ違え(習志野市)、同じ津田沼駅そばの大和商事(会長大城敬三氏)と並ぶ有名な馬主さんである。タケデンの冠名の競走馬はその後中央競馬ではあまり見かけなくなったが、ひさしぶりに本日東京競馬場11Rの2歳重賞「いちょうS」に、武伝商店の武市弘氏(伝一氏子息)所有で、母方にタケデンの血が入ったタケデンタイガーが出走。その実力を測ることもなくタケデンタイガーを3連複の軸馬として、人気馬4頭ミッキーユニバース・クラリティスカイ・ネオルミエール・サトノフラムに流す3連複馬券(600円)を購入した。残念ながらタケデンタイガーは9着。レコード決着のこのレース、未勝利勝ってまだ2走目の馬には敷居が高かったようだ。今後の走りに注目したい。
(今日からパンストの植田萠子アナ)