小沼燦さん追悼


 作家の小沼燦さんには、わが創作について励まされてきた。直接拝眉の機会を得たのは一度きりであったのに、こちらの賀状にいつも丁重なご返事をいただいていた。『十一の短編』(菁柿堂)上梓の折、連続2枚の葉書に感想が認められていて恐縮し、感動したことを懐かしく思い出す。
 謹んでご冥福を祈りたい。