気象と痛み

 昨日(7/15)のNHK大相撲名古屋場所の解説に出演していた尾車親方は、元大関琴風で、わが贔屓の力士であった。膝痛に苦しみながらよく大関まで昇り、「がぶり寄り」のスタイルをもった味のある相撲をとっていた。その親方が、この名古屋場所の季節は、ケガの痛みがよりひどくなるので相撲取りにはつらい場所なんです、という趣旨の発言をしていた。この季節の環境とは、低気圧と高湿度の気象条件ということである。この気象条件が関節痛・筋肉痛・神経痛を増悪(ぞうあく)させることについては、その機序をめぐって十分な科学的解明はなされていないようであるが、次の論考は参考になる。 
11.pdf 直佐藤純名古屋大学環境医学研究所付属近未来環境シミュレーションセンター准教授「天気変化と痛み」)