フェルメールの色彩

 
 8/15(水)、東京銀座の「フェルメール・センター銀座」で開催中の『フェルメール光の王国展』を鑑賞。福岡伸一氏監修の下、フェルメール(Vermeer)作品全37点を、最新のリ・クリエイト技術によって、画家が描いた当時の色調とtextureをそのまま再現し、所蔵美術館と同じ額装を施して展示したものである。使用のキャンバスについては、TV放送でも紹介されていたが、携わった技術者たちが、ベルギーで製織された100%亜麻にフナオカ伝統技法で手加工したキャンバスにインクジェット受容層を加えて仕上げ、廣済堂豊中工場で最新鋭機により製版出力した、とのこと。フェルメールのファンでもないので、TV映像の記憶のみでは、細部にわたってどうリ・クリエイトされているのか、わからなかった。解説の有料音声ガイドは利用しなかった。
 モノクロ絵画の彩色模写作品あるいはフェルメール作品ではないとの説もあるらしい、「聖女プラクセデス(Saint Praxidis)」の殉教者の血の赤色が印象に強く残った。
 http://www1.icnet.ne.jp/take/1.html(「聖女プラクセデス」)
 http://www.nishiokanji.jp/blog/index.php?s=フェルメール西尾幹二「日本人とフェルメール」)
 なお昼食は、マリオット銀座東武ホテル1Fにあるマリオットラウンジ「銀座のオアシス」で摂った。スペシャルランチ(日替わり)は、インゲンとじゃがいものジェノベーゼがメインで、デザートケーキはチーズケーキ。ジェノベーゼパスタのバジルがやたらと口のまわりについて、めんどうくさいところがある。味は悪くない。
 http://www.tobuhotel.co.jp/ginza/restaurants/oasis.html(「銀座のオアシス」)
 フェルメール鑑賞後浅草の実家を訪問、亡き父の仏前に線香を供えた。お土産に、新宿高野(TAKANO)製造・販売のフルーツコンポートゼリーと、ロイスピエール(LOISPIER)販売のプチフルーツジュレの各詰め合わせをいただいた。 

⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家の、サギソウ(鷺草)。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆