修道院図書館の隠し扉:『アストリッドとラファエル』S3ー2

 7/30(日)午後11時〜放送のNHK海外ドラマ『アストリッドとラファエル』S3の第2回では、パリの修道院で起こった修道僧の殺人事件が題材。この修道僧、過去にある地方の修道院にいて、提携する病院の(彼の)親しい看護師をレイプした医師を殺害していた。12年間姿をくらましていて、名を変えてパリの修道院で修行生活をしていた。彼がその女性を訪ねると、同居の男が激怒し女に暴力を振るった。修道士は男から守るため、女を修道院に連れて行き図書館の棚に隠し扉のある隠し部屋に匿った。ところが、かつて殺した医師の弟がついにこの修道士を見つけ殺害したのだった。
「私は神の存在など信じていないわ」とラファエル。「神が存在するという根拠がないので、私も信じてはいません。でも、神が存在しないという根拠もないので、存在しないというのも、それを〈信仰している〉ということなのです」と、アストリッド。行動的で肉体派のラファエル・コスト(ローラ・ドベール:林真里花)と、自閉症スペクトラムで何事も、言葉の定義を明確にし論理的に納得しないと行動できないアストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン貫地谷しほり)、このバディの掛け合いはいつも面白い。図書館の棚に隠し扉があることを推理したのはアストリッド、力を使って物理的にそれを明らかにしたのはラファエルであった。