NHK朝ドラ『なつぞら』に、先週ついに待望の貫地谷しほり登場。『ちりとてちん』以来の朝ドラ出演。落語家修行のヒロインB子から、今度は、アニメーター志望のヒロイン・奥原なつの修行を、先輩として励まし導く(らしい)実力派のアニメーター(セカンド)・大沢麻子を演じている。実在のモデルが、奥原なつが奥山玲子、大沢麻子がが中村和子とのこと。
なお、伊原六花が演じている、彩色担当の森田桃代の実在のモデルは保田道世で、後に日本アニメの最高傑作(個人的評価)『風の谷のナウシカ』の色指定を担当したとのこと、驚きである。このアニメ作品は、青を基調として、色彩の図像学が成立するほど、色彩が重要な意味をもっているから。ワコさん=中村和子は、「『西遊記』の制作スタッフとして関わった手塚治虫に気に入られ、1962年頃に株式会社虫プロダクションに移籍。『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』などの作画を担当し、技術面で虫プロの黎明期を支えた」と。貫地谷しほりに相応しい役である。広瀬すずも「狙い撃ち!」のCMの声そのまま、声の底に艶があり魅力的。先輩女優らから何かを盗みとって、さらに大きな女優になってほしいものである。
#貫地谷しほり が演じる大沢麻子は #中村和子 さんがモデルになっていると思われます。麻子(あさこ)は「マコ」と呼ばれるようですが、中村さんには「ワコ」という愛称がありました。1956年に東映動画第一期生として大塚康生さんらとともに入社。美人アニメーターとして知られていました。#なつぞら pic.twitter.com/kJOIyHGGq5
— キャッスル (@castle_gtm) June 3, 2019
#なつぞら に登場の柳家喬太郎師匠。喬太郎師匠の台詞は「抜け雀」に関するものですが、奇しくも明後日月曜日の古典ゼミの課題です。副課題の「竹の水仙」は喬太郎師匠の口演がマイベスト。
— Koji Matsui 松井孝治 (@matsuikoji) June 8, 2019
それにしても山口智子と貫地谷 しほりのこの存在感。 pic.twitter.com/dNkkGTCHKt