坊っちゃんの喜劇・プリンスの悲劇あるいはユーミンの舞台

 元早稲田大学総長白井克彦氏の子、白井聡京都精華大学講師の発言が話題を呼んでいる。スーパースターに対する無礼な発言であるが、知られた反安倍の左翼天皇主義者の罵詈雑言、相手を間違えただけで意外ではない。坊っちゃんの喜劇・プリンスの悲劇とでも評しておこう。

 

 

 

 

 
  月旦としては、これで打ち止めとするべきたしかな観察記録が出てきた。

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  さて、こちらはユーミンの音楽のファンではなく、貫地谷しほりの母君が大ファンということで何となく敬意を表しているのである。そのユーミンの舞台(2012年10月)を観ている。その観劇記を再掲したい。



 昨日10/15(月)は、帝国劇場にて、音楽劇『8月31日〜夏休み最後の日〜』を鑑賞。高木千佳(貫地谷しほり)と柏木一彦(吉沢悠)の二人に、会社幹部の娘で金も美貌もある川口冴子(陽月華=ひずきはな)が絡む純愛物語。場面場面で、ユーミンが持ち歌を歌う展開。バイク事故で瀕死の重傷を負い、病床で眠り続ける一彦の脳内に、ベットの傍らでうたた寝してしまった千佳が侵入してしまい、一彦のほんとうの心がわかるというお話。しかし一彦は助からず死んでしまう。千佳は涙を流しながら、フランスへ旅立って行く。貫地谷しほりの千佳は、あいかわらずA子の冴子に翻弄されるB子だな。
 40年の永きにわたって歌の世界でスーパースターでありつづけてきたユーミンに、敬意を表しながら一曲一曲を聴かせてもらった。曲名はパンフレット付属のCDで知られるが、省略。

 カーテンコールで、なんと貫地谷しほり陽月華の二人が、ユーミンを中にして登場、代わる代わる「卒業写真」を歌った。貫地谷しほりの歌ははじめて聴いた。なかなか。終幕の飛行場での涙を拭い切れていなかったが、大勢の観客の拍手に励まされて、何とか歌い切った。舞台袖を去るときの仕草がとても可愛かった。1F・B列14席で、生貫地谷しほりが「しっかり」見れた。(2012年10/16記)

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