医療現場の疲弊

 かつてわがブログで、小児科医師の過酷な労働実態についてメモしたことがあるが、小児科のみならず医療現場の疲弊は改善されていないようである。
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20130711/1373526985(「小児科医師に休暇を!:2013年7/11 」)
 https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/opinion/orgnl/201009/516653.html(「小児科医過労死裁判で勝ち取ったもの―中原のり子」)
 現役の小児科医師のブログもある。
 医師には労働基準法が当てはまらず、人権もない。 - 徒然日記
 昨今の医学部受験における女性差別については、巷間指摘されるように女性医師だけの問題ではなく、男性医師を含めた労働環境改善に繋げるべき問題であろう。
 http://www.toyonaka.osaka.med.or.jp/houkai/12.pdf(「婦人科女医の独り言」)
 https://anond.hatelabo.jp/touch/20180630150652?mode=amp&__twitter_impression=true
             (「私が医療崩壊のトリガーになる未来」)
 https://www.businessinsider.jp/post-172691(「東京医大女子減点問題の本質:ハード勤務だけが問題ではない——現役女性医師が提案する5つの改善策」)
「がんゲノム医療」の世界的権威で、民主党政権下での軽薄な医療行政に失望してシカゴ大学医学部に転職した、中村祐輔氏が日本に戻ってきた。喜ばしいことである。連れ合いの主治医の腫瘍内科G医師も、プレシジョン・メディスン(メディシン)を積極的に進めている人なので、その頂点に位置する中村祐輔医師の言動には希望をもって注目しているが、日本の医療現場の現状には苛立ち呆れているようである。
 日本に戻って1か月;これでいいのか、日本のがん医療 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」