外務省の若きエース



 トランプ宅に、安倍総理以外でただ一人招かれたのが、外務省の首席事務官(兼総理付通訳)の高尾直氏。オバマ大統領広島訪問につづいて、外交の最前線の現場に立ち会った経験の意味は大きいだろう。頼もしいことである。
日米交渉の場ではいつも安倍首相のそばで通訳を務める外務省の高尾直さんは、わが次男の高校(開成学園)の同級生(黒組)。東京大学法学部→ハーバード大学ケネディ行政大学院(John F. Kennedy School of Government)へと進んだ、高校時代からその傑出した英語力で知られていた俊秀。
 http://www.ksgj.org/About_KSG.htm(「ハーバード大学公共政策大学院」)
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20160627/1466992411(『「憲法改正誓いの儀式」のぶっ飛び振り:2016年6/27 』)
 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO09735770Z11C16A1EA1000/
 (『日本経済新聞:「話が違うじゃないか」トランプ大統領と米国』)


 http://www.christiantoday.co.jp/articles/22536/20161110/how-did-americans-in-japan-see-presidential-election.htm(「CHRISTIAN TODAY:トランプに賛成しクリントンに反対した理由」)
 http://davitrice.hatenadiary.jp/entry/2016/11/18/090648(「トランプ現象と多文化主義:ジョナサン・ハイトのインタビュー記事 」)

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スウェーデン政治経済情報:安倍首相が主要国の首脳で初めてトランプと会談したことについて批判的なツィートも見られるが、大統領になること自体は変わらないし、他国の首脳が会いたくても会えない状況(QT)で、日本の外務省が首尾よくアレンジしたことは評価すべきだろう。 /スウェーデンでの安倍・トランプ会談に関する報道。「選挙中、トランプは日本に米軍費用を負担しろとか、核武装しろと要求。首相が取り組むTPPも破棄すると発言」。NATO支援を続けてもらいたい欧州からすると日本はよく動いていると見えるはず。(11/18)
長島昭久:私は率直に評価します。会わないより会う方が良いに決まってます。会談の中身は気になりますが、もう米国新政権との外交的駆け引きが始まっているのだから、中身を明かせる訳がない。どこが政権でも同じ。何でも批判では国民の信頼はおろか国民の感覚からどんどん離れて行くのではないかと危惧します。(11/18)
山口二郎:安倍首相とトランプの会見、得意げな安倍を得意そうに映すNHKに腹が立った。会見の件、明後日の東京新聞コラムで痛烈に皮肉る文章を書いた。乞うご期待。私としては、今年の最優秀作。しつこいけど、みんな読んでね。(11/18)

玉井克哉(Katsuya TAMAI)ポーツマスに赴いた小村全権は、何一つ国民に明らかにすることなく交渉に臨み、条約締結後、勝手な期待を膨らましたマスコミと国民に袋叩きにされた。その外交的成功は、後世の歴史家のみが知る。外交とは、そういうものではないのか。/「わが派遣軍は矢尽き刀折れ、継戦はまったく不可能。地上戦での辛勝は、情勢を誤認した敵将の撤退によるもの。故にこの講和条件は已むを得ない」なんて、国民に説明できるはずがない。「やはりそうか」と敵が再度戦端を開いたら、現地軍は壊滅するかもしれない。説明責任より結果が大事。それが外交。(11/19)