ラヴィ・シャンカールの思い出

 12/11(火)米国カリフォルニア州の病院で、インドの弦楽器シタール奏者のラヴィ・シャンカールが亡くなったそうだ。享年92歳とのこと。昔東京厚生年金会館でシャンカールの生演奏を聴いたことがある。驚いたのは、お香を焚いて演奏をしたことで、客席まで香りが漂ってきたのを覚えている。「これがインドか」と思ったものである。2005年の「愛知万博」で、インド館に入ったときに、このときの香りを身体的に思い起こした。むろんその演奏技法の超絶さなどわかりようもなかったが、まどろみのなかでうっとりとした時間を過ごしたものである。冥福を祈りたい。 


 その11年前の1966年7月には、東京サンケイホールでジョン・コルトレーンクインテットJOHN COLTRANE QUINTETジョン・コルトレーンファラオ・サンダース、アリス・マクレード、ジミー・ギャルソン、ラシッド・アリ)の演奏を聴いている。下のサイトに詳しい。「昭和も遠くなりにけり」ではある。
 http://www.jazztokyo.com/column/mochizuki/chapter-016.html(「音の見える風景:ジョン・コルトレーン」)
 http://www.asahi-net.or.jp/~pl1k-hgc/JC.html(「コルトレーンとシャンカール」) 



 
⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家の 山茶花。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆