1887年の今日は日本の民俗学者、折口信夫が生まれた日です。柳田國男の高弟として民俗学の基礎を築きました。また釈迢空という筆名で創作も行い、小説「死者の書」などを残しています。 pic.twitter.com/u4Zla6Y0OU
— 愛書家日誌 (@aishokyo) 2020年2月10日
「死者の書」を舞台化した、渡辺守章脚色・構成・演出の『當麻』を、1988年4月、PARCO SPACE PART3にて観ている。渡辺守章氏の「演出ノート」によれば、『世阿弥の女体・軍体・老体の「三体」と言う演技の基本的身体の考えを借りて、それに「児婆幽玄」の匂いを添え、女、少年、老人の三人が、「死者の書」の地の文をも非人称的に語るのが前提である』。
【登場人物】
女ー姉・大来皇女の霊、藤原南家の郎女すなわち中條姫
少年ー弟・大津皇子の御霊、山越しの尊者・能『當麻』後ジテ歌舞菩薩
老人ー魂ごひの老人、當麻語部嫗(たいまのかたりべのおむな)、能『當麻』前ジテの化尼