この文楽の通し上演は、第1部午前10:00開始で、第二部午後8:53終演とのことであるから、一日がかりの観劇ということになる。昨日公演は終了している。
歌舞伎の『妹背山婦女庭訓』は、1969(昭和44)年6月、国立劇場で観ている。6月一ゕ月だけの上演なので、むろん完全な通し狂言ではなく、「芝六住家」の二段目、「山の段」の三段目を省いている。杉酒屋娘三輪が中村歌右衛門(皇后采女の方も)、漁師鱶七(ふかしち)実は金輪五郎今国が中村鴈治郎(蘇我蝦夷子も)、烏帽子折求女実は藤原淡海が中村福助ほかの配役陣。機会があればまた観てみたい。