五木まりコンサートを聴く


 
 昨日4/4(月)の夜は、東京内幸町ホールで、五木まりコンサート「NEOMARIIZM PARTⅥ」を聴いた。エディット・ピアフ生誕100年の昨年は、五木まりさん虚血性心疾患に罹患し音楽活動が停滞してしまったようだったが、無事恢復、今回「ピアフ生誕100年 〜そう生きてきたわ〜」が催された。安堵し、慶びたい。2部構成で、第1部はピアフの名曲、第2部は、日本の楽曲をそれぞれ歌った。日本シャンソンコンクール第7回優勝の、シャンソンの実力と声は衰えていない。むしろ表現の深みを増している。曲目は次の通り。
1:ミロール 2:愛の讃歌 3:パダンパダン 4:愛する権利 5:群衆 6:ばら色の人生 7:私の回転木馬 8:私の神様 9:水に流して。
 第1部は、ピアフの音楽に敬意を表したのか、いっさいMCなしで展開。それはそれで雑念なく酔うことができた。
 第2部の曲は、次の通り。
10:さくら 11:花 12:おぼろ月夜 13:早春賦 14:さくらの花よ泣きなさい 15:哀愁のヨーロッパ(演奏)Piano:Andrei Mihalache Violin:Marian Cristea プラス サプライズゲスト、「ハワイの神童」エルビス(12歳)のエレキギター   アンコール:心の瞳(荒木とよひさ作詞)。 アンコール曲の「心の瞳」は、事故死した坂本九さんのための曲だったとのこと。今年五木まりのCD『心の瞳』が発売されるかもしれないとのこと、愉しみ。
 五木まりさん、昔着たという振袖姿で歌った。MCはここでは存分に。エルビス君のギター演奏には驚嘆した。後生畏るべし。「さくらの花よ泣きなさい」(荒木とよひさ作詞・三木たかし作曲、A.M.A編曲)は、歌手のいのちのいまが詰まっていた。 感動的であった。CD『さくらの花よ泣きなさい』(CROWNレコード)を購入した。
 休憩時演奏者に因んでのルーマニアワインを呑まなかったので、帰宅してから津田沼駅デニーズで仕入れた鶏の唐揚げをツマミに、冷えた白ワインをいただいてコンサートの余韻に耽ったのであった。

 http://simmel20.hatenablog.com/entry/20130411/1365652173(『銀座のクラブ「G線」で聴いた:2013年4/11』)
 http://simmel20.hatenablog.com/entry/20131216/1387211301(『五木まりコンサート「炎のエディット・ピアフ」:2013年12/16』)