音楽の才能

  http://www.youtube.com/watch?v=sTY1MA1O7D4&feature=player_detailpag
  http://www.youtube.com/watch?v=M0O0YX-FoHc
 このYo Asakaさんは、精神科医である。その音楽は、ヨーロッパ、イスラエルに多くのファンがいるそうである。多面的な才能には羨望を禁じ得ない。
 さて、本日は天才モーツァルトの忌日とのこと。ピーター・シェファー作『アマデウス(AMADEUS)』の、演劇と映画のことを思い浮かべる。意外と記憶は不確かで、映画を先に観て、舞台はその後で観たかと思っていたところ、逆であった。演劇が1982年で、映画は1985年であった。
 演劇は、スタッフは、ジャイルス・ブロック演出、倉橋健翻訳、畑野一恵美術、ハリスン・バートウィッスル音楽監督。キャストは、アントニオ・サリエーリを松本幸四郎、ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト江守徹、コンスタンツェ・ウェーバーモーツァルトの妻)を藤真利子が演じている。東京池袋サンシャイン劇場での上演であった。

 映画は、ミロス・フォアマン監督、サリエーリ役はF・マーリー・エイブラハム、モーツァルト役はトム・ハリス、コンスタンツェ役はエリザベス・ベリッジであった。



 どちらのパンフレットにも、海老沢敏氏が、サリエーリあるいはフリーメイスンによるモーツァルト毒殺伝説について書いている。
……〈モーツァルト毒殺説〉には、それを支持する絶対的に確実な資料がない。それだけに、後世の人たちが、きわめて自由に想像をたくましうする余地がのこされているのである。だがいずれにしても、なぜこれほどまでにひとはモーツァルトの死に、モーツァルトの死因にこだわるのか。……(演劇公演パンフレットp.24)
 海老沢氏は、毒殺伝説とは別に、映画作品においてはサリエーリが「レクイエム」作曲に関わっていたと描いていることに注目している。
……この〈レクイエム〉伝説の新しい想像的な解釈は、この映画の映像美の真実の中に、新しいモーツァルトの詩を追究することを私たちに可能にしてくれたのである。……(映画パンフレット)
 http://www.ne.jp/asahi/jurassic/page/talk/mozart/amadeus.htm(「アマデウスの中のレクイエム」)
 http://www.geocities.jp/machi0822jp/amozart1.htm(「モーツァルトのレクイエム」)