コクトー原作『双頭の鷲』を思い出す

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 地理・歴史に不案内なので詳しくは知らないが、東ローマ帝国神聖ローマ帝国ハプスブルク家などの紋章としての歴史をもつ「双頭の鷲」の図柄は、いくつかの東欧近代国家・現代国家の国章(国徽)・国旗に使用されているらしい。コソボ紛争がいまだ終結していないことを示した、今回の代表選手のパフォーマンス、驚かされる。
 それはそれとして、「双頭の鷲」といえば、ジャン・コクトーの『双頭の鷲』の舞台を思い出す。1968年10月東京渋谷の東横劇場にて、三島由紀夫監修、松浦竹夫演出、丸山明宏(現美輪明宏)主演(王妃エリザベート役)の舞台。最後に階段の上で倒れる王妃エリザベートと、毒がまわって階段を転がり落ちる刺客スタニスラス(中山仁)の悲恋の結末は印象的であった。




 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20120602/1338631701(「『エリザベート』観劇記:2012年6/2」)