「コミュニタリアニズム」のお勉強


 Amazonから、入不二(いりふじ)基義青山学院大学教授編『英語で読む哲学』(研究社)が届く。本年2/1発行の書物。マイケル・サンデルの『正義』、ギルバート・ライルの『心の概念』、アラスデア・マッキンタイアの『美徳なき時代』、バーナード・ウィリアムズの『脱道徳家』、エリザベス・アンスコムの『一人称』の哲学書のなかのエッセンス的なところを抜粋紹介、英文解読を導きつつ、現代の重要な哲学的思考の一端に触れさせようとの試みのようである。
 さっそくマイケル・サンデル(Michael J.Sandel)とともに、「コミュニタリアニズム共同体主義)」を代表するらしい、アラスデア・マッキンタイア(Alasdair Maclntyre)の「美徳とは何か」(解説・翻訳:小山悠氏)を読むことにする。低語学力なので、「訳」と「解説」が併行してあるのはありがたい。対抗する「リバタリアニズム」の主張をよく理解するためにも不可避の勉強である。
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20100409/1270799822(「新自由主義リバタリアニズム」)

⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家の 、通称キバナハナニラ(黄花花韮)→イフェイオン・セロウィアヌム(Ipheion sellowianum)、英名はFalse yellow crocus。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆