どう読んでもいつも、ポリコレ、戦後リベラルの立場に立つ「朝日新聞」と「東京新聞」の、メリル・ストリープさんのトランプ批判スピーチ記事であるが、微妙な扱いの違いが認められる。
「東京新聞」1/11朝刊記事では、
……ストリープさんのスピーチ後、ハリウッドの俳優らからは称賛の声が相次いでいる。アナ・ケンドリックさんは「彼女より素晴らしい人がいるだろうか」、アリッサ・ミラノさんは「あなたの発言は私に力を与えてくれた。ありがとう」とツイッターに書き込んだ。……
いかにも、反権力標榜の有名文化人好きな「東京新聞」らしい書き方である。 「朝日新聞」では、
……この応酬に、「反トランプ氏」を掲げた共和党重鎮マケイン上院議員の娘で、テレビコメンテーターのメーガン・マケイン氏がツイッターで「このスピーチこそトランプを勝たせた要因だ。ハリウッドの人々が、（トランプ氏の勝利は）なぜかを認識しなければ、彼の再選を許す」と指摘。セレブのトランプ氏批判は、世論に理解されないと疑問を投げかけた。……
「朝日新聞」記事には、トランプ勝利と社会心理的背景について熟考を必要とするとのニュアンスがある。 media literacyの多少の訓練にはなるか。
http://agora-web.jp/archives/2022699.html（『アゴラ： 神谷 匠蔵|日本における「ポリコレ」に反対できる人はいるのか』）
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菊池雅志:セレブやメディアのエリートたちが、マイノリティや貧乏人の味方を気取って、華やかな席で涙をホロホロ流してみても、「で？それで誰が得したんだい？」と吐き捨てられる。みんな、リアリティの無さにうんざりなんだろう。（1/10 ）
