「天皇賞・春」回顧:銭が逃げた



 1=ゴールドシップ横山典弘)と4=ラストインパクト川田将雅)の2頭を軸に、手広く流しての3連複馬券で勝負した。1→2→4でいただきと歓喜の声をあげようかという一瞬、14=フェイムゲーム北村宏司)がゴール前で猛追、2着にまで迫って終わり、あえなく銭が逃げて行ってしまった。ちなみに1-2-4の3連複の決着ならば、18,380円の万馬券であった。
 それにしても、「アルゼンチン共和国杯」・「ダイヤモンドS」1着のフェイムゲームの人気がなさ過ぎた。専門の予想家の方々も無印にしていた。昨年の「天皇賞・春」&「宝塚記念」でともに6着という結果から、GⅠでは通用しないとの先入観をもったのではないだろうか。馬は生きもの、絶えず成長したり衰えたりしているのだ。レース前に「古馬になって落ち着きが出てきた」と宗像調教師も語っていたのが印象的であった。ともあれ、軸馬の一方がクビ差4着であろうと、外れは外れ、無念であった。


⦅写真は、東京台東区下町の、上ハルジオン、下ゼニアオイ(銭葵)。小川匡夫氏(全日写連)撮影。コンパクトデジカメ使用。⦆