イタリアのパン、(焼き上がりの)フォカッチャの自然保温

 イオンのネットショップでイタリアのパン、フォカッチャを購入。明日の朝食はこれ。オーブントースターで温めて食べることになるが、焼き上がりのフォカッチャの自然保温の仕方でかつて面白い知識を得たことがある。(2013年4月)京都を旅した折、八坂の塔下のイタリアン、(予約してあった)イル ギオットーネで夕食、テーブルにフォカッチャが出された。ブログ記事を再掲しておこう。
▼「イル ギオットーネ(IL GHIOTTONE)」
 夕食は、予約してあった八坂の塔真下の「イルギオットーネ」でいただいた。笹島保弘シェフの独創が生きるイタリアンとして、京都でも屈指の店ときいている。コースのディナーは質量ともに満足。店内は白と黒のシンプルな色調で、次々に供される料理の色彩が鮮明となる。みごとである。南イタリアのCabernet Sauvignon種の赤ワインをグラス2杯、白ワインを1杯呑んだ。桜の酔いにワインの酔いが加わって、旅の愉悦が極まった。オリーブをつけて食べる、イタリアパンのフォカッチャは柔らかくて食べやすい。麻袋のパンの下に入れられたサクランボの種でパンが保温され、温かいまま取り出せた、ありがたい。トイレから戻ると、隣のテーブルの若い女性が誕生日の祝福を受けていた。こちらも慌てて、拍手を送ると、「ありがとうございます」と女性が微笑んでくれた。女性の向かいの青年はやたらビールを注文していたが、こんなところで恋人の誕生を祝ってあげるとは大したものである。あるいは見かけと異なり老舗の若旦那でもあろうか、みずからの乏しさを忘れて他人の財布の中身を推測したものである。(2013年4/18記)▼

ilghiottone.com