松嶋屋父子4人共演の『桐一葉』(1967年国立劇場)を観ている

natalie.mu

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 二代目片岡秀太郎丈の生の舞台を観たのは一度だけ。1967(昭和42)年11月の国立劇場歌舞伎公演で、坪内逍遥作の『桐一葉』。わが贔屓役者であった坂東三津五郎(八代目・フグ毒で死去)が奴実は佐々木成政&片桐且元を演じ、十三代目片岡仁左衛門・秀公(長男・五代目我當)・秀太郎(次男)・孝夫(三男・十五代目仁左衛門)の4人が共演した舞台であった。
 公演筋書には、
十三代目片岡仁左衛門:役者ぶりの大きさと、いつまでも衰えない研究心が魅力。歌舞伎の衰微した大阪で、必死に孤塁を守ってきた努力は、大いに認められていい。
片岡秀公仁左衛門の長男。兄弟中でも一番の父親似で、体つきに上方役者らしい味がある。七月、「歌舞伎教室」の解説役で鮮やかなスピーチをきかせた。
片岡秀太郎仁左衛門の次男。名人・祖父十一代目の幼名をつぎ、美貌の若女形として注目されている。初々しさのうちに最近は藝に艶を加えてきた。
片岡孝夫仁左衛門の三男。一年前、初開場の『菅原』で、開幕第一声の斎世親王をつとめたという輝やかしい記録をもつ。いまや若手きってのホープ

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