3/13（土）放送のテレビ東京『新美の巨人たち』では「竹久夢二・港屋絵草紙店」をとり上げていた。Art Travelerは、女優の貫地谷しほりさん。マスクを外すと母君（御徒町「きみひら」ママ）にそっくりになっていたので驚いた。竹久夢二伊香保記念館の紹介もあり、かつて夏によく榛名湖畔に泊まりに行っていたので懐かしかった。イケメン画家の東郷青児は夢二の恋人、岸たまきと笠井彦乃の両方とじつは関係を結んでいたとの情報には感心した。いつの時代も美女とイケメンが恋の勝利者ということになる。現代ではさらに男は高収入も必要条件か。ヤレヤレ。
夢二の女 太田浩詩集『窓の女』（東銀座出版社）より
幔幕に散るさくら
島田の女は首を傾け
三味線を膝に抱えて
その白い面長は
切れ長のまなこに
怨として哀切な八字眉
わが少年時のとおいおもいで
あれは夢二ではなかったか
失われてしまった小型の本
大菩薩峠間の山の巻の
口絵にわが見たものは
あれは夢二ではなかったか！
幔幕にさくらは散り
遊女は死んだ！
