クラフトビールについて

f:id:simmel20:20210101134049j:plain(キリンSVBのクラフトビール

f:id:simmel20:20210101134101j:plain(ROCOCO Tokyo WHITE)

 昨年初秋に、キリングループ会社運営の醸造所SVB(SPRING VALLEY BREWERY)が作り販売しているクラフトビールをネット注文、呑んでみた。キリンのラガーはむろん、生ビールともまったく違う、爽やかな口当たりと喉ごしで楽しめた。

www.kirin.co.jp 暮れに今度は、メゾン・ロココ(若林洋平代表)のラグジュアリービールとして差別化したクラフトビール、ROCOCO Tokyo WHITE半ダースをお歳暮にいただいた。代表の著書まで付いている。慌てて価格を調べたところ、6本セット=5280円(税込)とあり、1本(330ml)880円となるからたしかに価格的にラグジュアリービールだ。正月用として、これから呑むつもりである。若林洋平氏がその著『高級ビールで日本を変える』(ぴあ)で書いている。

 私たちには既存の市場を奪いにいくという発想はありません。既存のビールと競争するつもりがないからです。同様にクラフトビールと競うつもりもありません。まったく新しいカテゴリーのオプションを提供することで、お店にもお客様にも喜んでいただきたいのです。そのためにも既存の市場やトレンドに左右されない、特別なものを作ろうと考えました。(p.56) 

   ファインダイニングにおいて、ワインやシャンパンが必ずしも誰にでも好まれているわけではなく、じつはビールを所望する客も少なからず存在する。ところがほとんどプレミアムモルツヱビスビールしか選択肢がない。多くミシュラン星付きの料理とのマリアージュは良好ではない。そこで若林氏は、和洋中どの高級料理とも合うラグジュアリービールの開発に着手したということであるらしい。なるほどその意図が理解できた。果たせるかなラグジュアリービールのロココビールは、東京を中心として全国多くのファインダイニングで採用されに至っているのである。

 さてあまりぱっとしないわが冷蔵庫内を眺めつつ、何と合わせてこのビールを呑もうか思案中である。

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