バートランド・ラッセル(Bertrand Russell)没後50年

 バートランド・ラッセル(Bertrand Russell)が亡くなって(1970年2/2没)、本日の命日で50年になる。高校1年の時の英語の副読本で、ラッセルの著作が使われ、担当の H先生が、「キルケゴールハイデッガーを実存哲学という哲学史的カテゴリーでかんたんに括ってはいけない。まるで違う」という趣旨のエッセイをどこかで発表する、哲学者タイプの英語教師だったので、たんなる英文解釈(読解)で止まらない深さを感じる授業を体験したものであった。ラッセルの平和論についてH先生は批判的であり、後に福田恆存の『現代の悪魔』を読んだ際すんなり(?)読めたのも、いまにして思えばそのためかと。
 ラッセルの『西洋哲学史』は、わが学んだいくつかの哲学史概説の一つである。

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