イヴ・モンタンあるいは「独裁」について

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 本日11/9は、フランスのシャンソン歌手イヴ・モンタンの命日(1991年11/9没)にあたる。シャンソンの「枯葉」の哀感もすてきであるが、コスタ・ガブラス(COSTA GAVRAS)監督、イヴ・モンタン主演の映画『Z』(1970年有楽町みゆき座公開)も忘れがたい。

 1963年ギリシャ軍事独裁化しつつあった政権下で起きた、民主左翼同盟議員ランブラキズが暗殺され、その真相が闇に葬られた「ランブラキズ事件」を題材に、架空の国で起きる暗殺をめぐる軍事独裁政権の陰謀を描いていて、必ずしも後味はよくない映画であった。

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✻「つまり…」の後は、《彼は生きている》のことばが入っている。闘う者の精神・思想は生き続けている、の意味。

  この朝日新聞記者の「独裁」観は、相当雑である。福島原発事故で生じている処理水(トリチウム水)の海洋放出すらを決断できない現政権が、どうして「独裁」でありえようか。