……模型「梅花の宴」(山村 延燁作)
天平2年(730)正月13日、大宰帥・大伴旅人の邸宅で開かれた「梅花の宴」
のようすを博多人形で再現しています……
新元号「令和」の出典となった、万葉集巻五の「梅花の歌三十二首并せて序」の舞台大伴旅人邸での「梅花の宴」の模様が、大宰府展示館の模型で窺えるとのこと。写真を同館HPから拝借。
長男が赤ん坊のとき、京都を旅し西京区大原野の勝持寺を隣接の大原野神社とともに訪れたことがあった。西行桜ではないが、境内の桜を見て連れ合いが抱いている長男が「ウメ、ウメ」と声を出したところ、そばを通りかかった男の人が「ボク、それは梅ではないよ、桜だよ」と教えようとしたことを思い出す。わが家の庭に白梅が咲いているので、木に咲く花はすべて「ウメ」だと〈理解〉したのであろう。
その長男がかつて福岡市に赴任していて、太宰府市で結婚生活を送り、生まれた男の子のお宮参りを太宰府天満宮で行なっている。初孫のお宮参りなので、千葉県船橋市から連れ合いと馳せ参じて式典に参列した。梅をめぐる思い出である。