江藤淳『文芸時評』(新潮社)より

 本日7/21は、文藝評論家江藤淳の祥月命日(1999年7/21没)である。講談社110周年企画として、『大江健三郎全小説15巻』が刊行されるとのこと、この7月第1回配本の第3巻には、「セブンティーン」が第2部「政治少年死す」を含めて収録されている。江藤淳が、1960(昭和35)年12月〜1962(昭和37)年11月の間朝日新聞に掲載された文芸時評が、単行本(新潮社刊)にまとめられている。その最初の文芸時評で、大江健三郎の「セブンティーン」が三島由紀夫の「憂国」、そして同人誌『花』発表の葉山修平の「黒い虹」(※後に長篇『終らざる時の証しに』)とともに取り上げられている。該当のところのみ紹介しておきたい。






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終らざる時の証しに (1971年)

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