日高六郎翁を送る

 日高六郎氏が死去 社会学者、戦後の平和運動リード : 京都新聞
 不覚にも存命中であったことを知らなかった。同時代の清水幾太郎と比べても、学問(科学)としての社会学領域で学的遺産といえる業績はなかったのではないか。E.フロム著『自由からの逃走』の翻訳は別にして、筑摩書房版『現代日本思想大系』の34巻「近代主義」(1964年7月初版)の編集・解説と、『現代イデオロギー』(勁草書房・1960年11月初版)には、かつて知的刺激を大いに受けている。ご冥福を祈りたい。




自由からの逃走 (1966年) (現代社会科学叢書)

自由からの逃走 (1966年) (現代社会科学叢書)