英国ロイヤルオペラの首席指揮者だった



 http://www.bbc.com/news/uk-40140053
(「BBC News:Sir Jeffrey Tate: Conductor with spina bifida dies at 74」)
 BBCニュースによれば、ジェフリー・テイト卿(Sir Jeffrey Tate)は、先天性疾患の二分脊椎症(spina bifida)を患いながら、偉大な指揮者としての74年の人生を歩んだことがわかる。2007年からハンブルク交響楽団の首席指揮者の地位にあったが、それ以前1986年からは、英国ロイヤルオペラハウス(Royal Opera House,Covent Garden )の首席指揮者( principal conductor )を務めていたということである。
 さて、昔英国ロイヤルオペラの来日公演を一度だけ鑑賞したことがある。『トゥーランドット』『カルメン』『サムソンとデリラ』『コシ・ファン・トゥッテ』の4演目のうち、『トゥーランドット』を選択した。1986年9月15日NHKホールでの公演。さすがにこの舞台は感動的であった。
 公演パンフレットにたしかに、首席指揮者としてジェフリー・テイトの名が記載されている。この来日公演で指揮をしたのは、ジャック・デラコット(Jacques Delacôte )、マーク・エルムラー(Mark Ermler )、ガブリエル・フェッロ(Gabriele Ferro )の三人。『トゥーランドット』の指揮は、ジャック・デラコット。演出が、演劇の演出で知られるアンドレイ・シェルバン(Andorei Serban )だから、音楽に通じた人の感想は知らず、個人的には面白かったはずである。