上迫忠夫先生と体操のメダル


 日本のオリンピックでの体操競技メダル獲得は、1952年第15回ヘルシンキ大会が最初であるらしい。個人種目別で、徒手体操(現在ゆか運動)で銀メダル一つ、跳馬で銀メダル一つ、銅メダル二つである。このとき徒手で銀メダル、跳馬で銅メダルを獲ったのが、上迫忠夫選手。この後わが母校、中学・高校の体育教師としての人生を送っておられる。体操競技の大会ではNHKの解説を担当されていた。
 中学の体育の授業で、雨でグラウンドが使えないときだったか、教室でオリンピックのことを話され、銅メダルを回してくれた。持ったときけっこう重さを感じて感動したことを覚えている。今年で亡くなられて30年になるが、千葉県市川市スポーツセンター入口に、ヘルシンキ大会でレスリング銀メダルを獲った、石井庄八選手と並んだ彫刻像(藤野天光作)が建っているとのこと。こちらはまだ行っていない。コスモスでも咲き始めるころ訪問し、鉄棒の逆上がりをできるよう指導していただいた恩師を偲びたい。

(右が、上迫忠夫選手:写真は、下記より拝借)
 http://www.city.ichikawa.lg.jp/pr/koho280607.html(「広報いちかわ」)


 https://kotobank.jp/word/体操競技-91570(「コトバンク体操競技」)
 http://touseigama.exblog.jp/15819731(「恩師の彫像:桃青窯696」)