中国演劇鑑賞の記録



 梅葆玖(メイ・パオチウ)の来日公演の舞台は観ていないが、父の名女形梅蘭芳(メイ・ランファン)以来と評された名華帳継青(チョウ・ケイセイ)の昆劇の舞台は、1986年5月国立劇場で観ている。中国演劇来日公演の鑑賞の記録をメモしておきたい。
 http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000024174
        (レファレンス協同データベース:中国八大地方劇とは」)
◯京劇


 中国京劇院公演『孫悟空(大鬧天宮=だいとうてんきゅう)』。1979年9/7、国立劇場にて。
 http://www.rakugi.net/tanoshimo.html(「京劇を楽しもう」)
 http://www.mazhenghong.com/kyogeki.html(「馬征宏 (マ ジェンホン):京劇とは」)
昆劇



 江蘇省昆劇院・南京公演『牡丹亭』。1986年5月、国立劇場にて。
……昆劇を生み育てたのは、長江(揚子江)の下流、江南の風土と歴史です。〈天下をまかなう〉といわれた豊かな実りに加え、中国の伝統美と富貴のシンボルとなった絹織物や陶磁器などの特産の数々、豪商たちの活躍や街々の殷賑は、黄河流域のかつての先進地域である〈中原〉をしのぐものとなりました。南の首都・南京には文人が多く集まり、詩酒の交わりもおのずと盛んになり、人々は誇って〈仙都〉と称しました。また〈地上の天国〉と呼ばれる蘇州や杭州の景勝にも恵まれて、中国歴代王朝の文人・貴族文化が華麗に花開き、そこで文人好みの演劇として成立したのが昆劇なのです。……(公演パンフレット)
◯越劇


 上海越劇院公演『紅楼夢』。1983年11月、国立劇場にて。
……越劇は中国地方戯曲の一つである。その歴史は短いが、発展は比較的に速い。二十世紀の初めごろ、浙江省紹興地区の嵊県に誕生したが、当地は中国春秋期の越国の属領地なので、「越劇」と名付けられたのである。(略)二〇年代に入って、越劇には女優だけによる公演形態があらわれ、次第に男優に取って代わった。……(公演パンフレット)
◯現代劇


 北京人民芸術院公演『茶館』。1983年9/17、東京池袋・サンシャイン劇場にて。


 上海人民芸術院公演『家』。1985年9/12、東京池袋・サンシャイン劇場にて。